天文学的LANDSCAPE
「Sun Tunnels」 1973-76年 砂漠に4本「のコンクリート製トンネルをX字形に配置。中央には大地に接したセメントの輪。トンネルの壁の上半分には直径18-25cmの穴が空いている。これらは様々な星座と対応するように配置してある。トンネルは、夏至や冬至のときの太陽の昇降の角度に合わせて並べてある。 太陽や月の光が穴を通して照らすと、先の尖った省略記号や円のパターンが様々に形を変えて、各トンネルの底に投影される。 このインスタレーションは、太陽や月のサイクルとともに変化する広大な風景の中にセットされ、見るものを宇宙的尺度の時間に誘っている。 というわけなんだが、ランドアートの中でも代表作の1つにあげられるホルトの作品は 周辺環境よりも、宇宙と地球、宇宙とその場所、宇宙と個人という関係に重きをいれている。 風景としてみると、自然環境のなかに人工物を配置することで、ランドスケープの基本的な面白さ、風景の疑問符を打ち出している。 そして時間と体験によることがメインの作品ということだ。 おそらく、人は宇宙を感じる瞬間、空間体験を越える感動を味わうんだろうな、それが可能なのもランドスケープかもしれない。 ![]()
by rjamjammingwithyo
| 2008-03-03 09:49
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